サルウスシス!
骨董品はっけーん。
とあるお店の壁で、静かに時を刻んでおりました。
やっぱりアナログはあたたかいなぁ。
今では電波時計とか、
正確なのが当たり前になってしまっていますが、
この時計、一日で5分くらい進むんだそう。
また、恐らくこのての時計では画期的だと思うんだけど、
日付と曜日も付いていました。
だけどね、
この日付、一の位と十の位が別々に1個ずつ動くんだけども、
ね、
十の位は1~3までしかないわけよね、当然。
一の位は0~9まであるわけよね、当然。
だからね、ほっとくと
39日までいっちゃうんだって。
いいよね~。それを直したりするの。
毎日時間のズレを直したり。
そのくらいのゆとりがあっていいよね。
忘れてるゆとりかもね。
いつからこんなにセカセカした感じになっちゃったのかな。
待てなくなっちゃってるよね。
携帯電話とかもそうだもんね。
昔は家にいないと電話とれなかったんだもん。
留守電だってなかったんだもん。
相手とのタイミングが合うのを、待ってたんだもん。
信号機にだって、あと何秒で青になるか表示されてる。
じっと待ってられなくなってる。
バスも、今どこを走っているか、停留所でわかるようになっている。
気長に待っていられなくなっている。
この時計、30分ごとにボーンってなるわけですよ。
そんなの、たぶん今だったら、
ひっきりなしに鳴ってるような気がしちゃうんじゃないかしら。
たまには、
ゆとりを感じられる日があってもいいんじゃないかと。
かつての「当たり前」をちょっと思い出してみたりして、
ゆっくり考えてみたくなる丑三つ時。
得意の丑三つ時。